「マッチングアプリで知り合った人と初めて会う」
不安と緊張、ワクワクでテンションも上がりますよね。今までやり取りを重ねて、ようやく会えるとなったときは嬉しくなるものです。
初デートにたどり着くことはできた。けれど「二回目に繋がらなかった」「音信不通になってしまった」そんな経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか。ちなみに、私もSEVENも嫌というほど味わってきました(笑)
結論から言えば、これに「絶対の答え」はありません。人の数だけ考えや価値観の違いがあり「何をすれば続くか」「続かないか」は相手によって変わるからです。ですが、その一方で二回目のデートに繋げられる人がいるのも事実。そこには何らかの理由が隠れているはずです。
今回の記事では、その「何らかの理由」を整理しつつ、会う前の準備や当日のマインドについて考えていきたいと思います。ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
二回目につなげるための距離感と目線の整え方
二回目に繋がらなかった人のほとんどの理由はここにあると私は思っています。問題として考えられるのは距離感と目線の高さです。これは会う前と会ってからで変化するものでもあります。
たとえば、男性は会う前から女性に好意を抱いた上で会い、女性は好感を持って会っていたとしましょう。この時点で、すでにすれ違いが生じていることに気づきますか?「好意」と「好感」は似ているようで違うものなんですよね。
ここを勘違いして、距離感や目線の高さがズレたまま一日を終えてしまうと二回目には繋がりません。
この場合、男性の好意が女性の好感を上回り、女性としては「まだそこまでは思えない……」と萎縮してしまうものです。では、男性はどうすべきなのか。それは、女性の好感を自分の抱く好意に近づけられるように「さらに好感を高める言動を意識できるかどうか」です。まずは自分の好意の目線を少し下げてみる。そして、女性が持っている好感に目線を合わせるマインドが大事です。行き過ぎた言動を控え、女性を安心させる距離感を見極め、心地よい雰囲気づくりを心がけましょう。
とはいえ、言葉で説明するのは簡単ですが、実際には空気を読む力やコミュ力、話題作りなど難しい要素ばかりです。もし簡単にできるのであれば、初デートで終わってしまうケースはここまで多くないはずです。では、そうならないために事前の準備やマインドを整えることはできないのでしょうか。
私の経験から言えるのは「確証はなくとも、会う前と会ってからのギャップを最小限に留めることは可能」だということです。
では、具体的にどのような準備やマインドを用意しておけばいいのかを考えていきましょう。
会う前に示す等身大の自分の魅力
アプリを始めてマッチングし、やり取りを進める中でやりがちなこと。それは自分を盛ることや過大評価して相手に伝えてしまうことです。これは以前に私が書いた「マッチングアプリの始め方」の中でも具体的に触れています。気になる人はぜひこちらもご覧ください。
端的に言えば、盛る・過大評価することは会ったときに相手にバレる可能性があります。
たとえば、年収1000万円で経営者をしていると職歴を盛ったとしましょう。実際に会ったとき、女性から「名刺をください」と言われて、そこに経営者という肩書きがなければどうでしょうか。嘘をついていたことが明らかになり、大きな減点につながってしまいます。
そういった意味でも「盛ること」はリスクを伴うのです。ここで私が言う「等身大の自分」とは、嘘をつかず誠実なあなたを伝えることです。これは事前のやり取りの中で、意識すれば難しいことではありません。話していないことがあったとしても、仲が深まったタイミングで話せばいい。初デートの段階で全てを伝える必要はないのです。
大事なのは、偽らない自分を示すこと。得意なことは堂々とアピールし、苦手なことは「チャレンジしたいけど上手くいかない」と伝える。そうすることで、あなたの人となりは自然と相手に好感を持たれるはずです。
文字だけでは伝わらない、声でつくる安心感
私もSEVENも、ここで必ずと言っていいほど共通してすることがあります。それは「会う前の電話」です。これ、意外とやらない人が多いんですよね。実際に私も以前マッチングアプリを利用していたときに「会う前に話したのは初めて」と言われたことが多々ありました。もちろん無理強いはしません。中には電話そのものが苦手な人や、プロフィールに「会ってからがいい」と載せている人もいます。そこは相手の意見を尊重するのが前提です。
ですが、意外と会う前に電話を承諾してくれる女性も多いんです。電話を推奨する理由は
「文面でやり取りをしていた自分をさらに具現化すること」
文字のやり取りは、人によって当たり前が異なります。絵文字を多用する人もいれば、記号や顔文字を使う人、全く使わない人もいるでしょう。そうなると、どんなテンションで話しているのか想像しにくいものです。そこで、やり取りがある程度深まった段階での電話が効いてくるわけです。
電話をすることで自分がどんな声をしていて、どんな話し方をするのかを伝えられますし、相手の雰囲気を知ることもできます。話す内容は特に決めなくても大丈夫。今までのやり取りで出た話題を膨らませてもいいですし、これまで触れてこなかったことを話しながら相手のリアクションを楽しんでみるのもおすすめです。
ひとつアドバイスをするなら「話しやすいね」という一言を添えてみるといいでしょう。「声かわいいね」や「早く会いたい」といった直接的な褒め言葉よりも「電話で楽しく話せてる今も嬉しい」というニュアンスで臨む方が、相手に安心感を与えられると思います。
第一印象を決める清潔感のポイント
これは過去に「自己啓発」の記事でも触れましたが、見落としがちで非常に重要なポイントなので、改めてここでも書いていこうと思います。
デートまでたどり着けたこと自体は素晴らしいことです。ですが、それはようやくスタートラインに立ったにすぎません。ここで必ず意識すべきなのが「外見」です。
やり取りや電話で親密度を深めていても、実際に会ったときに「ガッカリ」されるケースは少なくありません。プロフィール写真以外の顔が分かる写真交換もしているでしょうが、そこで奇跡の一枚や盛れた写真を送っていませんか?それは一時的に相手の想像を良くするだけで、実際に会ったときに自分に跳ね返ってくるものです。
そして、女性の多くは「イケメン」よりも「清潔感」を重視します。頭の先からつま先まで見られている意識を持ちましょう。高いブランド服を着ていても髪がボサボサなら意味はありません。髪やひげを整えていてもバッグや靴がボロボロでは不合格です。
人によっては、会う前に準備コストがかかることもあると思います。ですが、高くて似合わない身だしなみよりも、安くても自分に合った身だしなみの方が圧倒的に好感度は上がります。ぜひ自分の身の丈に合った全身コーディネートを心がけてください。
初デートで焦らない心構えとリセットの重要性
デート当日。予定していた場所で食事をし、会話も盛り上がった。そんな楽しい時間を過ごすと、どうしても欲が出てきますよね。
「もっと一緒にいたい。なんならその先も……」と考えてしまうのも無理はありません。ですが、基本的にはストップ。その考えは自分ひとりだけが先行していませんか?相手も同じ気持ちならありかもしれませんが、自分だけが走ってしまっているなら、それは違いますよね。
これは私もSEVENも経験してきたことですが、確実な正解はありません。押すべきところを押さずに関係が途切れたこともあれば、逆に引いたからこそ次に繋がったこともあります。
私自身のケースで言えば、基本的には「なし」です。そして、初デート当日に次回の約束を取り付けたこともほとんどありません。
あくまで経験からの話ですが、女性の多くは「目的を達成したら一度リセットする」傾向があるように思います。たとえば「美味しい焼き鳥を食べに行く」という目的でデートが成立していたなら、焼き鳥を食べ終えた時点で一度リセット。その日の続きを考えたり、次回の約束をすぐ取り付けたりはしないケースが多いのです。これは女性特有の慎重さや警戒心、他の人との比較などをするために一度持ち帰るという意味合いです。
だからこそ、私が大事にしていたのは「初デートを済ませた後の距離感」でした。一度会えたことは嬉しいですが、それは必ずしも成功とは言い切れません。二度目、三度目に繋がって初めて成功と言えるのではないでしょうか。私はこの「リセット後の距離感」を詰めすぎず、遠ざけすぎず、連絡の頻度や会話の流れを調整してきました。確証を持って語るのは難しいですが「急がば回れ」という言葉があるように目先の結果を急がず、改めて相手との目線や距離感を整えることが、二度目、三度目のデートに繋がると思います。
初デートはゴールではなく次につなげる第一歩
いかがだったでしょうか?
今回は「初デートをどうすれば次に繋げられるのか」について、私なりの考えをお話ししました。
この記事を書くにあたって昔のことを思い出しましたが、改めて私も失敗をかなりしてきたなと感じました(笑)ですが、失敗から得られる学びは確かにあります。決して、人から教わっただけでできるほど簡単なことではありません。実際に体感するからこそ意味があることが多いのです。
人それぞれ違った感性を持つからこそ、必ずあなたの感性とフィットする人がいます。初デートこそスタートライン。今回お話ししたことを意識し、ぜひ次に繋がる一歩を踏み出してもらえたら嬉しいです。
- 距離感と目線を意識する
女性の好感に自分の好意を合わせ、安心感をつくる。 - 等身大の自分を伝える
盛らず誠実に、自分の得意・苦手を正直に示す。 - 会う前に電話で声を届ける
文面だけでは伝わらない雰囲気やテンションを共有する。 - 清潔感は妥協しない
髪・ひげ・服・靴など、全身のバランスで好印象を与える。 - 急がずリセットを意識する
デート後は距離感を調整し、目先の結果に固執しない。